我が家のお受験のスタートは新年長の直前と遅く、何かにつけて早くやっておけばよかったということが多かった。逆に受験準備になるとも思わずやっていて、やっててよかったと思ったこともある。今回は年少のうちからやっておけばよかったと思ったこと、これはやっててよかったと思うことを書いておく。
ペーパーは早くても年中からで間に合うし年中くらいの脳の成長がないと解けないこともあるため、年少時はその予備的なことをやっておくとよいとおもう。では、それは何か。具体物の操作だ。
具体物の操作というと難解に聞こえるが、要は物を使った遊びだ。
・折り紙 制作で出題される学校あり
・塗り絵 巧緻性で出題される学校あり
・積み木 ペーパー領域
・ハサミとノリでの工作 制作そのもの
・お絵かき 絵画領域
・三角・四角パズル 図形分割
・おままごとなどでの分配
こんな感じだ。良くある子供の遊びでもあるし、結果試験の領域にもそのまま当てはまる。お絵かきはクーピーやラッションペンにもクレヨン同様慣れておきたい。塗り絵はクーピーがよいだろう。具体物は子供が理解するためにはとても重要なプロセスだ。ペーパーの土台となるのでぜひやっておくとよい。
加えて上記の遊びのお片付けも重要。きれいに整頓する(これも個別で出題する学校がある)、片付けの際に右から2番目の一番したの引き出しなどと指示するようにすれば方眼上の位置と同じだ。
あとは女子校を狙うのであればお手伝い。洗濯物を畳む、お箸や食器を並べるなどを出題する学校もある。我が家もある学校では面接時に雑巾を絞ってみてくださいと子供に雑巾が手渡されたことがあった。面接で子供への質問で多くの学校が「お手伝いをしていますか?どんなお手伝いをしていますか?」と聞く。
一夜漬けではどうにもならないことなので年少うちからやっておきたい。なんだかすべてが小学校受験の準備のようで堅苦しく思うかもしれないが、裏を返すと(表なのだが)子供の遊びに学びがある。YouTubeやテレビをみせておくなら、塗り絵や工作をさせる方が脳の発達によいし受験の準備になるので一挙両得というわけだ。