我が家は私が会社員、妻が主婦、我が子は長女の一人っ子という家族構成。小学校受験に立ち向かうに当たっての夫婦間での役割分担というか望むと望まざるとを関係なく科されるロールの話を。
父親である私の朝は以下のような感じ。
1 娘を起こす
2 朝の散歩に連れ出す(もしくはテレビ体操)
3 朝食を食べさせ
4 ペーパー
5 娘と一緒に身支度
6 出社
要は「朝担当」だ。これに加えて土日の幼児教室の送り迎え(参観型の場合は参観)となる。
妻はというと、小学校受験に関したことだけでいえば、平日の幼児教室の送迎、幼稚園から帰宅後の家庭学習、そして備品計画と「外交」だ。
この「外交」、この成否がお受験活動を楽に進められるかどうかのポイントとなる。
我が家は第一子、我々親もお受験未経験家庭となるためとにかく情報がない。いろんなことがわからない。例えば個人の教室はWebサイトすらないことが多いし、どんな教室のなんの授業がよいかもわからなければどんなテキストがよいのか、他の子はいまどんなことに取り組んでいるのか何もかもがわからない。お受験のことをブログに残しておこうと思った背景でもあるのだが、小学校受験はとにかく情報がオープンになっておらずデジタル化もされていない。口コミや紹介、口伝で成立しているのだ。なので情報量に濃淡が出やすく、情報がないと不利になりやすい。
なので、その情報をどこからとるかというと、このようなブログとママ友になる。(専業)ママ達の関係性はウェットではあるが情報収集力が総じて高い。どこそこの授業・模試がいいらしいということから、悩むポイントとその解決法、お互い通っている別の教室から得た情報などなど幅広い。
幸いにして教室が同じママさん達の仲がよく、足を引っ張り合うというより励まし合う雰囲気だったため、とても参考になることばかりを教えていただいた。もちろん女性社会なので(気分を害したらすみません)、色々あるだろうしひとつ間違えれば仲間はずれにされるようなこともあるだろう。そこを外交力でうまいことバランスをとりながらそのような状態を作った妻の功績は大きい。
こうなるとそれぞれが通っている別の教室のテキストがデータ共有されたり、面接の情報がはいったり、送り迎えを協力しあったり、父親同士も知り合いになったり、女性同士でメンタルケアがなされたり、情報以外にも得られるものが大きい。
かといってお互い干渉はしないというのが暗黙のルールなので、情報やリソースはシェアするが、判断や選択はそれぞれの家庭でそれぞれとなるしお互いに尊重する。群れるけど群れない。この距離感が外交で保たれていた。
この関係性は合格後もありがたいものとなる。例えば我が子がご縁をいただいた学校の先輩ママさんを紹介いただいたりしているようだ。
父には父の、母には母の戦いかたがある。