お受験のペーパーで避けたくても避けられない領域。計数。
簡単に言うと数を数える問題のことをいう。数の問題は、数を数えることから、増減、違いの数(差)などにバリエーションを広げていく。
全ての基本となることだけに、正確に数を数えることとともに、そのスピードが肝要となる。幼児は加減乗除はできない前提となるが、記号式になっていないだけでやることは変わらない。
計数問題のコツは
・絵の中の物などを数える場合は左上から順序良く数え、数えたものにアンテナを立てる
・3の塊を数える
・2と2で4、3と3で6、3が3つで9、4と4で8、5と5で10 これは暗記する
この3つ。数えるスピードをあげるには、3の塊をつくり(3つを線で結んで)かぞえる。例えば11個のリンゴを数える場合は3が3つで9とかぞえ、そこから10・11というような具合だ。これでかなりスピードがあがる。線で結べる位置関係のものはこれを徹底する。多くても数えるものは15は超えない(たいていは10~12で収まる)。15までの数を素早く数えられるようにしておくことが肝要だ。
かずを塊で意識できるようになると、例えばマジックボックスなどで、倍や半分というルールが出現しても理解できるようになる。6この球が箱を通ると3になるマジックボックスがあったとしても、3減っているか半分になっているかだなとすぐにわかる。
この数の塊という概念は分配などでも必要になる。
お受験ペーパーの初期にここは繰り返し徹底し覚えたほうが良い。
数唱と数の概念が一致し始めたらまずここに取り組んだらよい。我が子はこの数唱と数の概念がなかなか一致せず苦労したのだが、これが理解でき始めてから教室の授業にもついていけるようになった。