お受験の代表的な問題のひとつに「分配」がある。大手教室Jだと新年長の3月くらいに取り組むことになる。設問としては、リンゴが10個あり、3人の子供に同じ数配ると1人何個ですか?その数だけ丸をかけ。また、余った場合は余った数だけばつをかけ。というような問題だ。
割り算ができればすぐにできるのだが、割り算ということはできないことが前提の小学校受験としては図から数を調べていくことになる。
ここで重要な考え方は、人数分を何回配れるかということ。3人に配るなら1人1個ずつ配ると3個必要になるので、3個を何回配れるかということだ。
リンゴが10個図にあるのであれば、リンゴ3個を線で結び、その塊が3個できるので、ひとり3個配ることができるとなる。
1人に1個ずつを3回配ったから一人3個になると理解させることが必要だ。
さらに3個のかたまりにできないリンゴが1個残るので余りは1個と視覚的にとらえやすい。
一人に一個ずつを何回か?これを覚えることが分配の肝になる。