お受験ド素人パパの備忘録日記

小学校受験をめざすお受験ド素人の父親の備忘録的日記です。お受験で感じたこと、困ったこと、調べたこと、時系列もレイヤーも違いますがお受験をこれから始められる方、悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

小学校受験から1年過ぎて思うこと

そろそろ小学校受験をしてちょうど1年になろうとしている。すでに記憶も風化しつつあり、ずいぶん昔のことのようにも思える。昔のエントリーを自分で読んでみて、当時と今の熱量の違いというか意識の違いをずいぶん感じるし、冷静に振り返ってみて「冷静になろうとしていたけど冷静ではなかった」ように思う。

 

ということで、1年たってみて小学校受験というものを振り返ってみる。一人むすめということもあり、公立との差分を評価できるわけではないので、あくまでも私立小学校に進学してみて思うことと思って読んでいただきたい。

 

で、小学校受験をしてみて「よかったか?」ということに関しては、総じて「よかった」と思っている。先ほど書いたように公立に進学していても同様のことを思ったのかもしれないが、1年たった率直な感想としてご縁のあった学校に進んで「よかった」と思う。

 

その理由は、「むすめが楽しそうに通っている」これに尽きる。正直幼稚園の頃よりも友達の名前がいっぱい出てくるし、(むすめなりに苦労もあるのかもしれないが)実に楽しそう。これには理由もあるんだろうと思っていて、それは学校が選ぶ子供のタイプが似ているということなんだろうと思う。それゆえみんな仲良し。話を聞くとむすめと同じような失敗をしちゃうような、そして同じ痛みがわかるような子供たちなんだと感じる。

 

これは必ずしもいいこととは言えないかもしれないが、幼稚園時はそれなりに悩んでもいた友達関係、そしてそれに付随する親同士の関係において、似た者同士、似たような悩みを抱える親同士共感できることが多い。そして学校もそれを受容し、導いてくれているように感じるのだ。これがとても心地が良いし安心できる。いわゆる受験校だと雰囲気も違うのだと思うが、受験戦争は不戦勝でよい(それよりもとことん好きなこと、好きだから得意なことを見つけ追求してほしい)と考える我が家にとって、今の学校の環境は欲しかったものと合致している。

 

小学校教育に求めるものは千差万別で様々な価値観があるとおもうが、この価値観が(きっと)近しいということは、親子ともどもストレスがとても少ないのだ。無駄な競争(親の見栄みたいなものもふくめて)がなく、ゆえに誰かを排除するような力学が働かない軋轢の少ない環境。これだけでも個人的には私立小学校(むすめの通う学校)を選択する価値があったと思う。

 

逆を言えば多様性は公立に比べてないし、それに対する受容度も低いのかもしれない。私自身は地方の公立小学校に何の疑問も持たず通っていたし、幼馴染たちは今からでは出会えないような多様性に富んでいる。これはこれで貴重な財産だと思っているのだが、現在の私立小学校の環境がそれに対して”ダメ”かで言うと決してそうではないと思うという話。陳腐な表現だがどちらにもそれぞれ良さがある。 あ、でも一つ言えることは「偏差値の高い大学に入学すること」と目標設定する場合は、学校選びはより慎重に、もしくは公立+塾の方が競争環境があるし強度は高く達成可能性は上がるのだと思う。ここは考え方次第だし、その目標設定に何か言うつもりもなければ言える立場にもない。

 

そんなことも含めて、我が子、そして我が家にとっては今とてもしっくりくるというか、合っている、向いているという環境だと思う。小学校受験をし、私立小学校へ進学してみた感想は今のところこんなところだ。