お受験ド素人パパの備忘録日記

小学校受験をめざすお受験ド素人の父親の備忘録的日記です。お受験で感じたこと、困ったこと、調べたこと、時系列もレイヤーも違いますがお受験をこれから始められる方、悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

【小学校受験】お受験ノウハウ 合否を言うか言わないか

最近ちょっとした出来事があったので、改めて合否を①子供に伝えるか②周囲に伝えるかを書き記しておこうと思う。どちらにせよいつかは伝えるし伝わるものなのだが、そのタイミングの話だと思ってもらえればと思う。

 

我が子の合否履歴をみると、発表順に・不合格 ・不合格 ・合格 となる。合格をいただきその日以降の試験をすべて辞退したため、その間10日間だったのだが、3校目も不合格となっていたら、その後数週間続く予定だった。

 

結果10日間の短期勝負となったので、子供には合否は合格までは伏せたまま。ただ親の挙動でうすうす(どころじゃなかったと思われるが)最初2校が不合格だったことは気づいていたようだ。子供にとっては不合格だったことというより、親が著しくがっかりしてしまうことの方がショックなわけで、厳密にいうと合否を知らせるかどうかではなく、合否を悟らせないかどうかということになる。その点で我が家は大失敗だったといえる。

 

中学校受験であれば、子供に強い意志があり、子供自身にもこの学校に行きたい!という意向があるだろうから、「不合格」を知ることで奮起することもあるだろう。(それでも犠牲にしてきたことの大きさと親からのプレッシャーの大きさを考えると、不合格を前向きな力に変えられる子供は少ないと思う)

 

しかしながら、小学校受験は6歳の子供だ。志望校ですら自分ではなく親の志望校なのだ。言い過ぎではあるが、子供にとっては不合格と合格にそんなに差はない。あるとすれば親の喜びようの差なんだと思う。

子供たちは親の期待を小さい体で受け止め受験に立ち向かう。もちろん自我が芽生え始めているのだから努力が報われるかそうでないかは自己実現欲求にも関わるだろう。しかし親に褒めてもらいたいとか、親に喜んでほしいとかそういうことがきっと動機の大半を占めるように思う。

 

としたとき、やはり合格までいかに結果を悟らせないかが重要になる。いつもの調子をだせばその子にあった学校に合格するものだ。たとえ合格できなかったとしても(当事者の親としてはとてもそんな気持ちにすぐにはなれないが)たかが小学校受験。人生決まったわけではないし、合格しなかった方が良かったかもしれないと気持ちを落ち着かせることが必要なんだとおもう。ここは親が試されている。親の受験なのだ。

 

また、不合格の期間は周囲の目がとても気になる。そして好奇の目にさらされることも少なくないだろう。同じ保育園・幼稚園・教室で明暗もわかれるわけで、不合格だった親としては、合格した方のお話はいろいろ複雑な思いになりやすい。気を使ってくれとは言わないのだが、悪気なく、無邪気に、心をえぐられることも少なくない。本当に何の悪意のない会話も、こちら側の心境ひとつで変な意味にも聞こえてしまう。加えて、皆さん噂好き。とくに受験していないご家庭は容赦ない(方もいる)。不合格は大好物、格好の的になりやすい。こういうのも耳に入ってくる。

 

でも。これも親の受験。小学校受験は子供だけの受験ではない。親の受験でもあるのだ。いいことばかりではなく、そこで親の人間性が試される。周囲に広い心ではいられないが、他人は他人で自分や我が子の人生に何も責任のない人たちの言っていることなのだから、たとえ悪意があったとしても気にしない。耐える必要も怒る必要もなく、ただただ関係ないのだから流す。気にする必要がない。

 

小学校受験では親も試される。