夏休みまえになると願書を書くことになる。
願書の考え方などは以前のエントリーを参照いただきたいのだが、どうしても必要なのが教育方針を反映した「エピソード」である。
普段から教育方針を夫婦で会話し、言語化されているご家庭であれば普段から子供と過ごすなかでエピソードになることも一杯あるだろうし、そのような日常の中のちょっとしたエピソードが願書では好まれる。
我が家はそんなちゃんとした家庭では残念ながらなく、願書を書く段になって暗黙的な価値観を擦り合わせながら言語化し、エピソードがない!となってバタバタとエピソードを作りに入った。(全く本質的ではない。。)
他のご家庭のものもふくめて例えば
・毎朝散歩をして虫を観察
・動物を飼い毎日観察日記をつける
・ビーチクリーン(ボランティア)に参加
・毎日欠かさずラジオ体操
・押し花を作る
・釣りをしてそれをいただく
・恐竜が好きで恐竜展をへて福井に化石を掘りにいった
など。
キャンプにいくというのも定番だが、そこでどんな考えで何をするかにブレイクしたいところだ。キャンプでは粒が大きく漠然としてしまう。もう少し具体的なディテールのあるエピソードにしたい。これらのエピソードは、教育方針を具体的な事象に落とし込んだもの(実際に方針に基づいて行われていること)ということになる。たとえば火おこしを子供の当番にして挑戦させる。このことに役割を果たすことや新たなことに挑戦すること、あきらめないでやること、何気ないことに感謝することなどを投影できる。
よく言われるが、親と子の関わりが映像としてイメージできるようにするものでなければならない。なるべく早く、毎日とか毎週とか毎月続けることを始めるとよいだろう。
願書ではなく、面接でのエピソードの話になるが、あるお父様は子供との接し方を聞かれた際、休みの日にリビングのソファーで子供とこちょこちょ遊びをしていると答えたそうだ。なんてことない日常のシーンだが、親子の良好な関係性が目に浮かぶ。願書のエピソードも同じで、何も超特殊なことでなくてはならないなんてことはない。エピソードの希少性や特殊性・新規性は論点ではない。ただ日常の生活において親の狙いや子供の反応が目に浮かぶかどうかなのだ。
上記に列挙したエピソードもまだ粒が大きい。方針に沿わせてブレイクダウンし、シーンとともに狙いと子供の姿や反応を伝えたい。Jではマインドマップなどが推奨されるが一つの思考法としてはあり。本来は事実を整理するためのものだが、早めに着手し、どのようなことを伝えるエピソードが足りないかを早めに明らかにしておきたい。