お受験ド素人パパの備忘録日記

小学校受験をめざすお受験ド素人の父親の備忘録的日記です。お受験で感じたこと、困ったこと、調べたこと、時系列もレイヤーも違いますがお受験をこれから始められる方、悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

【小学校受験】幼児教室との相性を見極める

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このところ幼児教室関係のことを何度か書いているが、今回もまた幼児教室のこと。特に「相性」について書いてみようと思う。

 

まず初めに幼児教室との「相性」は”ある”。正確に言うと先生との相性は絶対的にある。そして先生が縦軸としたらその先生のうけもつカリキュラムのレベルが横軸となる。

 

先生のタイプもやさしいばかりの人~昭和なスパルタまでグラデーションで、加えてその先生のキャラクターによって例えば昭和なスパルタでも子供に慕われる人もいるしがなぜか懐くこともあるし、やさしいばかりの人でも子供から拒絶反応が出ることもある。もうこれは相性としか言いようがなく、通い始めた子供に聞くしかない。(聞く前に行きたがらなかったり、ましてや泣いて嫌がる場合は明確に”相性が悪い”サイン)

 

よくある親の勘違いとしては、幼児教室に行くときに嫌がる=勉強したくない=楽をしたいと駄々をこねているというものだ。4~5歳児に初めから”勉強は嫌なもの”というマインドセットはない。あるとすればそれは親にだけある。子供は楽しいと思えばそれが勉強でも嬉々として通う。嫌がるということは何か理由があり、それは必ずお受験にネガティブに働く。

 

加えて、子供のレベルに授業があっているかだ。幼児教室は特に年長になると上位20%向けのレベル設定となる。年長の段階で上位20%にいるようであれば難関校特訓講座のようなハイレベル授業を選択したほうがよい。(そうでないと子供も手ごたえがなくてだれる)逆にそうでない場合、無理して通わせることには注意が必要だ。子供にやる気と負けん気があれば追い付け追い越せでやるのもありだとおもうが、気持ちが折れそうになっていたら無理は禁物。その授業はやめたほうがよい。

 

我が家も何とかついていけていると考え結果無理をさせてしまった。3月の春期講習で成績が急に伸び、これはいけると欲が出た(親が)。しかし4月からの授業は急に受験対策モード。教室も授業もピリッとした雰囲気に一変し、どんどんとハイレベルの問題を解き続けるようになる。できない子に教えてくれるという時間を割いてはもらえなくなる。先生も厳しくなる(厳しくなったようにみえる)

我が子はできない問題が多くなり、劣等感が強くなり、先生に対しても委縮し始め、そして行きたがらなくなってしまった。成績も急に落ちた。できていた問題もできなくなってしまうくらいだった。

 

決して富裕層ではない我が家は、高い入会金を支払い、授業料も支払ってしまっているという金銭的な理由で「辞める」という選択が遅れた。今振り返ってみてもギリギリといえばギリギリだが、遅かったといば遅かった。結局5月に個人の教室に移り、家庭学習の量も減らし、レベルも応用的なものではなく基礎的なものに落とした。もう一度”できるから楽しい”に戻すためだ。勉強することが嫌いになりつつあったところから、もう一度楽しいと思えるものへ。少なくとも嫌いではないくらいへ。

 

結果個人の先生とうまくはまった。くわえて基礎的な授業とハイレベルな授業を両方受け始めたこともよかった。基礎的な授業で自信をつけ、ハイレベルな授業で打ちのめされる。でも基礎的な授業での自身が支えになり折れずに頑張り切れた。厳しいけれどやさしい雰囲気の個人の先生とも馬が合ったようだ。

 

あと、いまだに不思議なことといえば、体操。じつは曜日の都合でやさしい先生から厳しい昭和体育会的先生の授業に変わったのだが、これがなぜかよかった。すごくはまった。いまだにその先生のことが一番好きという。親からみるとハラハラするくらい厳しいし、決してできる子ではないのでよく叱られるし、居残り練習もやったりしてた。でも全く折れなかった。むしろ楽しいと言って通っていた。おかげで縄跳びもできるようになったし、鉄棒の前回りもできるようになった。なので厳しいから一概に子供には不向きということでもない。

 

つい大人の物差しで測り判断してしまいそうになるが、子供の物差しで測ることが大切だ。あとは大人の見極め次第となる。いまだに答えはわからないしよく整理もできないのだが、一つ言えることは「子供に勉強が嫌いと言わせてしまったらお受験は負け」ということだ。