お受験の定番問題として積み木の数というのがある。立方体の積み木を積み上げた絵が提示され、積み木は何個ですか?積み木の数だけ丸を書けという問題。これが基礎。応用のパターンとしては、隠れて見えない積み木は何個か?というものや、色がついた積み木がなくなるとどのような形になるか当てはまるものに丸をつけよというものもある。
パッと直感的にわかる子も多い領域ではあるが、これから取り組むご家庭がつまづかないように書き留めておく。
まず直感的にわかる状態を作りたい。そのためには具体物、要は立方体の積み木の実物の操作を子供にさせるのが近道。この立方体の積み木、売っているので入手を。問題の図形を具体物で作らせるとよい。
※この積み木は四方からの観察という単元でも使うのでかって損はない
次に積み木の計数。積み木はタテ方向一列の山の複合だというのが原則的な考え方。一階建ての山のとなりに三階建ての山があり、その手前に二階建ての山があるなどと考える。
それぞれタテの列の一番上の立方体の積み木の上面(天井となる面)にその山の数だけアンテナ(短い縦線)を書き入れる。コツとしては天井面に収まるように書くこと。あとで数えやすい。そして低い山から数えること。一階建ての次は二階建て、そのつぎに三階建てという具合。そうすることにより隠れて見えない部分があっても二階建てよりも一階分高いから三階建てなのだと相対的に理解できる。
そもそもお受験用の積み木があり、それは立方体の積み木のことだなんてことも知らず、当時家庭教師の先生に教わり購入した。
新年長でも初期のカリキュラム。実際の試験では複合問題(例えば足して10になる組み合わせを探すなど)になる。
苦手意識を作らないこと後肝要だ。