お受験ド素人パパの備忘録日記

小学校受験をめざすお受験ド素人の父親の備忘録的日記です。お受験で感じたこと、困ったこと、調べたこと、時系列もレイヤーも違いますがお受験をこれから始められる方、悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

【小学校受験】専願はさける 合格・不合格を考える

さて、インターエデュなどでは「補欠合格」の繰り上がりの話が毎年話題に上がっている。私の知っている家庭もただいま補欠の繰り上がりをまっている。この「補欠」。待つ時間がとても長く、とてもしんどい。

 

例えば、神奈川校が第一志望の方であれば、その試験は首都圏でほぼ最速(これより前の日程の埼玉校もあるが)。結果発表は翌々日の速達。2019年(2020年度)入試で言えば、10月25日に「補欠」となる。

 

現在11月19日だがまだ補欠が動いたという話は聞かない。例年11月末もしくは12月上旬に一気に動くようだ。約一か月なんとも落ち着かない日々が続くことになる。我が家は神奈川2連戦を補欠も取れず不合格。都内校を受験する11月1日まで一週間とてもしんどかった。不安というか後悔というか子供に対しての申し訳なさなどいろんな感情がないまぜになる。子供もそんな雰囲気を感じ取って不安定になる。いまだにその一週間を思い出すと苦い気持ちになる。

 

受験校を決める際には、全滅をどう避けるかを考えることも重要なんだと思う。行くか行かないかは別として、併願し「合格」を得ることは精神衛生上大切なのではないかということだ。子供にとっても約2年(3年)頑張ってきたことの結果が「不合格」=「失敗」となってしまうことは心に大きな影を落としてしまうのではないか。努力しても報われないと感じ取ってしまうのだとしたらそれは今後の人生にもマイナスだと思う。(努力しても報われないことがあると学ぶのはもう少し大人になってからでいいとも思う)

 

我が家も不合格が続きその後の試験までに何を思ったかで言うと「どんな形であれ報われてほしい」というものだった。第一志望やら第二志望やらは子供の志望順位ではなく親の志望順位。どこかが不合格だったとしてもどこかが合格なら少なくとも子供の気持ちは救われるはずだ。努力は無駄じゃなかった、認められたと思うはずだ。補欠繰り上がりを待つことになってもその期間に合格が一つあると気持ちのお守りになる。学校には失礼だが、その学校に行くか行かないかは結果が出てから決めればよい。

 

小学校受験での合否の差はきっと小さい。その日の調子もあるし試験官との相性もあるだろう。自分達でコントロールできない部分がとても多いのだ。中学受験であれば、点数が足りなかったと原因を明確に求めることができるが、小学校受験ではそれができない。だからこそ、子供には不合格ではないゴールを創るために、親にとっても「縁」でしかないと気持ちの整理をつけるために「合格」が必要だとおもう。

 

私もいまだに第一志望の学校の前を通るとダークサイドに落ちそうにはなるが、その反面ご縁をいただいた学校への期待も膨らんでいる。いつだってその価値に優劣をつけてしまうのは親だ。我々が娘の合格の価値を貶めてはならない。そう夫婦で話している。

 

合格するまでやり切る。第一志望が補欠だったとしても受け続け、併願校で合格を獲りにいく。専願は回避し一発勝負に出ず確実に合格を得られるようにリスクをヘッジしたい。すべてが終わったあと公立に進むことだってできる。補欠も繰り上げるかもしれない。公立に進むにしたって「受験に失敗した」からではなく、「公立を選択した」からだと言えるようにしたい。

 

我が子の人生は小学校受験では決まらない。たかが小学校受験でもある。だからこそ過度な挫折体験にしないことが重要なんだと思う。