お受験ド素人パパの備忘録日記

小学校受験をめざすお受験ド素人の父親の備忘録的日記です。お受験で感じたこと、困ったこと、調べたこと、時系列もレイヤーも違いますがお受験をこれから始められる方、悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

【小学校受験】縁故枠はあるのか

小学校受験においてコネがあるなし云々という話題になる。

学校関係者に聞いたわけではないし、大手教室からは関係ないと大概言われるが、実感値としては「ある」。

ただないと合格しないというのも違う。実際我が家はコネがあった方に落ち、コネがない方に合格した。こう書くと「ない」といっているようにも聞こえるかもしれないが、ないよりあった方が有利だ。

 

学校側にたって考えれば、学力選抜ではない小学校受験において何を見ているかと言えば子供と同等かそれ以上に家庭だ。素性といってもよいだろう。不動産賃貸オーナーに例えるなら、どんな人かわからないなかで安心できる店子を見つけたい。家賃に滞納なくきれいに住み近隣トラブルもない人を。このとき保証人がたっている、その保証人が信頼のおける人だったらどうだろうか。信頼できる保証人がいた方がよいに決まっている。

 

ただし、家庭の質が担保されたとしても肝心の子供が学校にあわなければ落とされる。それは性質かもしれないし成長の度合いかもしれないし学力かもしれない。コネで入学できるだなんて学校は絶対に言わない。なぜならそれは自らの選択権を狭めリスクを大きくするからだ。断れるようにしておく。企業だって同じように考える。

ただ身元が保証された子供で一定のラインを越えていれば優先的に合格させるだろう。圧倒的に優れた子供はほんの一握り。それ以外の合格層は一定ラインを越えたコネありから合格を出すはずだ。

 

事前に学校に挨拶する家庭も実際あるし、教室の先生から手紙を書いていただくこともあるし、紹介者から電話をしていただくこともあるし、面接時に自ら伝えることもある。コネがあるなら伝えるべきだ。むしろコネを探すのが親の仕事といってもよい。

 

親の職業を事細かに聞く学校もある。いいか悪いかは別として、それも家庭を査定するひとつの物差しだろう。医師だから大丈夫といっているのではないが少なくとも経済的な基盤は安心できそうだ。大家でいったら家賃の滞納はなさそうということ。

あと聞かれると言われているのが学歴。これはよく分からない。我が家は聞かれなかったし聞かれたとしても私は中堅大卒、妻は専門卒なのでプラスにははたらかなかっただろう。子供が優秀層なわけでもない。合格した学校のコネもない。こんな我が家でも合格をいただいた。なので「なければ合格できない」ということではない。

 

ということは、すべての前提として面接でやばそうな人は足切りした上で、まずコネあり子供一定ライン越えた層とコネなし子供優秀層を合格とし、あとはコネなし子供一定ライン越えた層の中から何らかの基準で選考しているのだろう。コネがあっても子供が一定のラインをこえなければ不合格となる。

 

学校関係者ではないので全く的はずれかもしれないが、コネがあって困ることは絶対にないし、小学校受験ではコネがあることを活用するのは裏口ではなく王道だ。なんとなくコネを使うことを悪とする論調が多いが、身元・素性を保証するひとつのエビデンスだと考えればよいと思う。