お受験ド素人パパの備忘録日記

小学校受験をめざすお受験ド素人の父親の備忘録的日記です。お受験で感じたこと、困ったこと、調べたこと、時系列もレイヤーも違いますがお受験をこれから始められる方、悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

小学校受験 引っ越し②

小学校受験と直接関係はありませんが、合格校が現住所からちょっと遠く、引っ越しを考えている方のすこしでも参考になればと思い、主に中古住宅購入について書いてみようと思います。※東京・神奈川エリア

 

[売却]

私は2軒(マンション1・戸建て1)の売却をこれまで経験しました。

結論的には売却の成否は正直「縁」なわけですが、それを言っても始まらないのでちょっとしたノウハウを書き記してみようと思います。

まず”どの業者に売却を任せるか”なわけですが、正直「どこもそれほど変わらない」という印象です。専任媒介にすることが大半だと思いますし、一般媒介で複数社を管理するのはかなり手間でもあり、専任媒介と客付もあまり変わらないように思います。

 

加えて価格ですが、これはただの「言い値」です。不動産会社から周辺相場などの情報や簡易査定の結果などをみて決めるわけですが、あとは売主がどうしたいかでしかありません。値付けは迷うところではありますが、最終的に中古物件は必ず値引き交渉が入りますので値引きできる幅を含めて値付けするのがよいかと思います。

違った言い方をすると、不動産サイトなどで一括売却査定などを申し込むと数社からアプローチがありそれぞれ査定額を提示してくれるのですが、この段階での金額は全く意味がありません(買取業者は別)。高い査定を付けたからと言ってその金額で売ってくれるわけではないからです(実際その金額で売れるという確約ではありません)。

 

あとは内見の際の「印象」次第。住みながら売却することになると思いますから、住んでいるところを内見いただくことになりますから、この時にどんな印象かどうかがとても重要になります。簡単に言うとなるべく物を片付け、おしゃれに生活感を可能な限りなくしておくことが肝要に思います。

 

[購入]

中古住宅を購入する際は、「先着であること」「売値は言い値であること」を念頭に交渉するのがよいと思います。

物件が動く時期はとにかく早く問い合わせをし、物件をみれるかが重要です。不動産サイトなどでメール問い合わせと電話問い合わせがあるようであれば電話一択。できれば翌日などに見に行くくらいのフットワークが必要です。

 

いいなと思ったら金額交渉になるのですが、私は非常識と思われようが何しようがかなり無理目な指値を入れ続けました。

もちろん断られることも多いのですが、すこし時間をかけてもよいと思えるのであればこれを繰り返すことをお勧めします。

私がこれまで経験したことでいえば売り出し価格8000万→5000万、売り出し価格9000万→6400万といった感じです。これらの売り出し価格は相場的にはちょっと高いか妥当ラインなので、そこから2000~3000万安く買えれば売却時にとても有利になります。急いで売りたい事態に陥った際にも相場より安く売却することも許容できるわけです。

検索すると10~15%くらいが値下げ交渉の妥当なラインなどと書かれていますが、私は30%くらいを一次交渉ラインと考えていました。時間はかかりますがどこかで条件合意できる物件がきっとあります。

 

[リフォーム]

物件を購入したらリフォームすることになるかと思います。

リフォーム業者は探すのに苦労しますが、ここは様々なサイトや店舗型のサービスがありますのでそこで候補を物色します。あとはセンスと見積と自由度次第。

 

合い見積もりをとるわけですが、各社様々なフォーマットなので比較するのにとても苦労します。壁紙や床あたりの単価で比較するのが簡単です。

 

あと自由度というのは、こちらの要望を受けてなるべく安くやれるように協力いただけるかになります。簡単に言うと”施主支給”を受けてもらえるかどうか。

施主支給というのは業者を通さず自分でネットなどで購入し、それの取り付けのみをリフォーム業者にお願いすることです。トイレや照明などはネットで買う方が安いですし好みのものを設置できます。加えてポイントもたまっていくのでトイレを買ったポイントで他の住設を買うなんてこともできるわけです。

なかなか対応いただける業者が少ないので必ずできるわけではありませんが、手間を惜しまなければコストは圧縮できます。

 

また床材と壁紙は家の印象をかなり左右します。先ほど売却のところでも書きましたが、売却時は「おしゃれな印象」が結構重要です。材質はいろいろ好みもありますし予算にもよりますが、リセール観点で床にはこだわることをお勧めします。

 

以上つらつらと書いてみましたが参考になれば幸いです。

 

公文の教室に差ってあるの?

前回公文の英語について書いてみたのですが、今回は公文そのものについて書き留めておこうかと思います。

 

公文は(通っていらっしゃった方も多いと思いますが)、テキストが配布され基本それを毎日やる。週二回教室に持っていき丸付けをしてもらう。教室では各々がそれぞれのテキストを基本自分で進める。あるレベルのテキストが最後まで到達するとテストを受け、合格すると次のレベルに進む。

 

この繰り返しです。

 

公文教室はいたるところにあるので、ご自宅の近くの教室を選ぶというのもよいのですが、じつは教室毎に進め方が結構違います。

同じタイミングで公文を始めても、(もちろん理解度の差はあるけれども)1年後の到達地点はずいぶん違ってきます。実際我が子も同じタイミングで別の教室で始めた友達と比べるとかなりレベルアップのスピードが違ったりするのです。

 

実は教室ごとにテキストの進行スピードがずいぶん違うのです。公文の良さは反復と自己効力感醸成(できた!を積み重ねる)なので、基本同じような問題をずっとくりかえし、完璧になったら次へとなるわけですが、実は後半になってくると子供は飽きます。理解しているかでいうとまだ完ぺきではないけど、解法はわかっているのでなんだか同じことを延々と繰り返している感がでてくるようです。(実際繰り返しているのですが)

 

進行がはやい教室というのがあって、その理解度の見立てが絶妙で、ちょっとずつ背伸びをさせたり、例えば覚えりゃいいもの(九九とか)は進度に関係なくそっと自宅でやるテキストに混ぜ込まれていたりするのです。このテキスト運用が結構キモで、先生・教室の実力がでるポイントなわけです。

算数などは、次のレベルでも今やってることは使うわけで、そこでも反復するわけですから次に進んで最終的な定着をはかるということでどんどんレベルを上げていくのです。

 

子供の吸収力はすごいもので、構造を理解しているかどうかは別として、サクサクと暗記していってしまいます。ちょっと難しいかなと思うものもやり方を暗記し、いつしか簡単な数式の解も暗記してしまうのです。これがいいかどうかはわかりませんが、計算は圧倒的に速く正確になっていきます。国語に関してはあまり効用を理解してはいませんが、少なくともいつしか長文を読める体力と言いますか耐性といいますか、こういうもんだと思うキャパシティが大きくなります。英語は前回書いたので割愛。

 

ということで、公文を始めようかなと思っていらっしゃる方は教室選び結構重要です。一つの目安としてその教室でどれくらいトロフィー獲得者がいるかを確認するとよいでしょう。

※トロフィーは「高進度学習者」といって3学年先(もしかしたら2学年先かもしれません・・・)のレベルを終了しているともらえます。わが子もこのトロフィーがモチベーションになっていて、ありがたいことに毎年いただけているので家で毎日勉強するという習慣がつきました。

 

 

 

 

 

公文(くもん)の英語ってどうなのよ?

我が家では小学校受験が終わった直後からくもん教室に通い始めました。

算数・国語・英語の3教科。1教科が約7000円。テキストを渡され、丸付けして返ってくる「だけ」と言っては「だけ」なので高いなぁとも思ったりもします。

 

で、公文の英語です。先日小学校受験組がアドバンスを得るには英語かもと書きましたが、今回数年続けた公文の英語の評価が難しく、続けたほうがいいのか、変えたほうがいいのか悩ましいなと。

公文の英語は基本読み・書きが中心で、ヒアリングはEタッチペンシルという機械を使います。小学校低学年にしては難しい構文をやっていて、現在完了形とかに突入しています。(中2くらい?)

でも、英語の質問に答えられないし、文法もどこまでわかっているのかもわからないのです。正直あまり身になっていないとすら思うのです。

 

ということで英語塾の体験を数か所受けてみました。

どこも電話などで英語学習経験を聞かれ、公文で数年などと答えるのですが、結局よくわかってもらえず、初級コース(フォニックスがメイン)の体験を案内されます。で、超基礎的な会話や単語の発音とかをやるわけです。そこでもできてるんだかできてないんだかようわからん感じになる。

でも、試しにもっと上のクラスのテキストなどを読ませてみると英文はけっこうな難易度のものもスラスラ読めちゃったり(発音がいいとも褒められたり)、知らない単語もなんとなく発音ができたり、知らない単語のスペルとかも予想してかけちゃったりするのです。みんな体験授業とのギャップにびっくり。結局体験を受けた全てで(キッズの)中級クラスに変更となったのでした。

 

結果わかったことは、公文の英語は「リーディング」「ライティング」「ヒアリング」の実力はどうやらつくが、「スピーキング」が全くついてこないということ。

逆に言うと幼児向け英会話教室みたいなところに比べると少なくとも「リーディング」「ライティング」の力はつくということです。

 

結局我が家は公文からガチ目の会話中心の英語塾にスイッチすることにしましたが、今となっては初めから公文英語+オンライン英会話とかハイブリッドにしていたら違ってたのかもなと思います。

 

ちなみに、文法(グラマー)は焦る必要はないみたいです。そもそも文法を理解するには小学校高学年~中学生くらいの理解力が必要なんだとか。それよりも小さいときは文法とかよくわからないけどこういうもんだと思うくらいに英語に触れることが重要だそうですよ。

 

 

私立小中高一貫校と中学受験 (英語学習)

久しぶりにブログでも書いてみようかと思い、私立小学一貫校(少なくとも小中高)と中学受験について書いてみようと思います。

 

2月現在まさに漫画「2月の勝者」さながらの中学受験本番となり、私の周りの方々も受験一色になっています。

我が家は私立小学校に滑り込み、幸か不幸か中学受験をする予定がないわけですが、中学受験を経たお子様の圧倒的な学力を見聞きすると、もうどうにも追いつけない、無理ゲ―感が半端ないわけです。

 

小学校では(すくなくとも我が家は)特に猛勉強することもなく、せいぜい公文+αくらいの勉強量なわけなので、過酷な中学受験を経た方々とはこのタイミングで圧倒的な差がつくのはやむなしな状況です。

まあそもそもその中学受験を経験させないというのも小学受験を選択した理由だったわけですから当たり前です。

 

ただ結局は附属校でなければどこかで受験という同じ土俵に乗るわけですし、中学からは中学受験を経た子供たちと、小学校から上がる内部生が同じ土俵です。

最近小学校受験組って学力考査という土俵で生き抜くためにはどうしたらいいんだろうというのを考えたりしました。

 

で、結論「英語」なのでは。と思うのです。

私立小学校は低学年から英語の授業が始まるところが多いです。そして受験がないので中学受験組と比べると圧倒的に時間があります。

その時間を中学受験同様の勉強に充てるというのもあるにはあるのですが、目標なき努力は難しいのは大人も子供も同じです。

ではどうするか。

そこで「英語」です。

 

中学受験には一部を除き英語は受験科目にありません。なので中学受験する子たちは英語ではなく、4教科に集中的に時間を投下しています。英語塾などでは3年生までは英語を続けていたけど受験期はお休みするなんてご家庭も多いと聞きます。

その隙に(言葉が不適切ですね・・)受験がない小学内部生としては英語に集中的に時間を投下すれば、少なくとも英語だけはアドバンテージを築けるのではないでしょうか。

 

例えば大学受験などでは英語のウェイトが高かったりしますし、留学みたいなことも昔より当たり前の世の中にもなっているでしょう。社会人になってからも英語はもはや必須です。簡単に言うと英語でのアドバンテージはこの先も価値があるといえるわけです。

 

ということでただいまガチめな英語塾を遅ればせながら探索中です。

CATAL・JPREP・エベレスト・・・・あたりをよく耳にするのでそこからなわけですが、かなり高額&すでに出遅れで満員みたいなことも多いことが判明。

 

しばらく小学生の英語学習について気が付いたときに書いていこうと思います。

 

【小学校受験】お受験ノウハウサマリー (幼児教室篇)

受験から数年たち、その間にコロナなどでずいぶん受験も様変わりしているように思う。ただ、これは不変なんだろうなと思うことをこれまでの記事の再編集という形でまとめなおしてみたいと思う。

 

まずは幼児教室関連。

①幼児教室はいつから通うのがよいか

我が家は新年長手前の夏期講習から見学にいってみた。結論から言うと(成長が早い子以外は)これでは遅い。新年中(年少秋)タイミングからできれば通いたい。

なぜそんなことを言うかでいうと、我が家のように何の準備もせずに新年長クラスに放り込むと完全に委縮する。いきなり劣等感満載になる。そうなるとそもそも教室に通いたがらなくなりどうにもならなくなってしまう。

第二子のご家庭であれば要領がお分かりかと思うので、年中までは自宅で準備をゆるゆるはじめ、新年長から幼児教室にいれて本格的に、なんていう計画も可能だが、お受験が初めてのご家庭ではそうはいかない。

小学校受験は正直解法のテクニックがないと太刀打ちできない。逆に言うとテクニックさえ知っていれば対応可能だ。このテクニックを知っていると知らないではペーパーの出来が雲泥の差となる。準備的にテクニックをご自宅で装着できればよいが、そうでなければ新年長からでは遅い。

 

②幼児教室選び

まず幼児教室選びで重要なのは、子供と先生の相性、そして学校と教室の相性(?)だ。わが子は最初通った某大手の有名な先生と合わず、しまいには怖がって委縮してしまうようになった。こうなるとできていたこともできなくなる、できるようになるスピードもがくっと下がってしまう。ただ子供は不思議なもので、厳しい先生が合わないということでもない。実際我が子はその有名な先生とは合わなかったが、体育会ノリの親から見るとハラハラする体操の先生とはウマが合った。

子供と対話し、無理させず、合う教室、合う先生を探すというのも親の役目だと思う。

 

また大手Jなどは、学校担当制となっている。だいたい志望校のある、ないし最寄りの教室が担当となっているはずだ。ここには独自のノウハウが蓄積され、学校の情報も濃い。通うのが難しくとも夏期講習などを受けてみるだけで違うと思うので参考まで。

担当教室にその学校を志望する子供たちが集まり、結果合格実績が積みあがっているのか、その教室の学校専門ノウハウがあるから合格実績が積みあがっているのかは何とも定かではないが、、、。

 

③ 模試の必要性

模試は数回は受けたほうがよいというのが実感。できれば通いなれた教室ではない場所で行われる模試がよいと思う。

ビブスやゼッケンをつけ、番号で呼ばれるみたいなことに慣れておくというのが狙い。

また教室間の移動や待機中におしゃべりしたり、何かで遊んでしまったり、列を乱したりみたいなことを一回全部吐き出すうえでも模試は使える。

ただ、偏差値は正直どうでもよいように思う。わが子は全く自慢でもないが偏差値30台、志望校判定も鉄板のC。それでも合格をいただけた。なのであくまでも参考値くらいのつもりで一喜一憂しなくともよいと思う。

弱みを見つける(偏差値30台だと全部なのだが・・・・)くらいに考えたほうがよい。

 

④ あると便利なもの、必要ないもの

買ってよかったものは・コピー機(コピー速度の速いインクジェットプリンター)※できればA3対応 ・バレエ用の整髪料(みつあみ用)あたり。

とにかく問題をコピーしまくるのが親の役目といっても過言ではない。そしてコピーの量も尋常ではない。わが子は受験勉強1年半で積み上げると子供の身長をゆうに超える量の問題を解いた。簡単に言うとその量をコピーし続けたともいえるのだ。

とにかくコピー速度が速く、オートフィーダーのついた、できればA3対応(A4でもなんとかなる)のものを用意するのはほぼマストといってよい。

 

反面必要なかったと思うものは、新品のアンサンブルなど受験本番専用の服。我が家は百貨店の催事でアンサンブルを新調したが、結局面接のときだけだったし、ブラウスで全然OKだった。(暑くてセットアップは着ていられなかった)

そして結局みんな1~2回しか着ないものなので、古着屋さんで驚くほど状態の良いものが手に入るのでそれで充分と思う。

 

また教室通学用の洋服は、着替えを練習するという意味合いもあるので、本番時と同じ構造のものを選びたい。前ポケットがあって、前開きで自分で着脱可能なもの、家で洗濯できて毎回アイロンがけが大変でないもの(メリヤス=ニット素材のシャツとか形状記憶とか)というのが選ぶ基準に思う。

【小学校受験】お受験ノウハウ 志望校の選び方(2)

過去のエントリーを見返してみて、かなり初期に同様のテーマで書いているのだが改めて書き直してみようと思う。

 

志望校選びは誰の志望校かというと、正直「親の」ということになる。幼稚園児は移り気で、もちろん論理的な判断はできないのだから結果そうなる。

では親はどう選ぶか?というのを、思考分岐を作りながら整理してみようと思う。

 

まず①中学校受験をするか?

よく小学校受験をしないご家庭と会話すると「小学校受験の延長に東京大学は無い」「どちらかというと文系教育に長けていて理系ラインに乗りにくい」というお話を聞いた。確かにそうかもしれない。さらに小中高一貫校でも中学から入学組がいる学校では中学受験組のほうが学力面で圧倒的に高いということも事実。その先の大学受験も学力考査なわけなので、どこで学力を底上げするのかというと、現在は中学校受験時ということなのだろう。 ただ小学校受験or中学校受験ではなく、andと考えるとおのずと学校は絞られる。中学受験を前提としている私立小学校ではだいたい中学進学先がHPなどで公表されている。例えば最近人気が急上昇している洗足、稲花などはその典型例だろう。(洗足は中学から女子高となるが、中学も偏差値が高く女子にとっては必ずしも中学受験校ではない)

昨今中堅小学校は洗足の例をみて中学校受験に力を入れる学校も多いと聞く。今はほぼ全入(倍率が1倍以下)だとしても、授業内容や進度、フォローなどを手厚くして中学難関校へ導くことを全校で推進している学校などもある。こういう学校はまだ成果に結びついていないこともあるので、情報収集がカギ。神奈川だと鎌倉女子付属などがそうだと思う。

 

次に②大学受験をするか?(上位大学進学率を考慮するか?)

先ほどの①にも近いし、②を選択するなら①だとも思うが、伝統校と呼ばれる小学校系列の高校には指定校推薦枠が思いのほか多いということもある。例えばカトリック校であれば、同じくカトリック上智には必ずと言っていいほど推薦枠がある。推薦枠を公表している学校もあるので、入りやすさと推薦枠のレバレッジを評価する方法はある。神奈川だと清泉などはその部類と言える。

もしくは系列高校の大学進学成績の高い小学校を選ぶということもあるだろう。中学受験校としても高偏差値となる雙葉(四谷・横浜)、小学校や中学校受験難易度に比べて大学進学実績の良い神奈川だと湘南白百合などはその部類と思う。

 

その次に③系列大学に進学させたいか?

昨年人気だったのは大学付属小学校。特に首都圏の大学のハードルがあがり、であれば小学校からと考えた家庭が多かったようだ。大学付属は小学校受験でも高倍率になりやすいし、親の出身校であるなどコネとは言わないがそこに入れたい理由の強弱がでる。出身者でないと合格しないだなんてことはないし、実際親は出身ではないけど合格しているご家庭も複数知っている。ただ変数としてはある。 慶応幼稚舎・横浜初等部、青学、早稲田、立教等々がここになる。親としてその大学に進学させたいと強く思うのであれば有力な判断基準となる。

 

そして最後に④我が子にあった学校か?

特に私立小学校は校風というかキャラというかが確立されていることが多い。公立との違いは公立はその校風を選べない(引っ越しなどをすれば別)が私立は選ぶことができる。私はこの校風とやらにピンと来ていなかったのだが、学校説明会や体験授業などを通じて明確に感じることができるし、その感覚は入学した現在も同じ。我が子はのんびりしていて、競争しようとするとモチベーションが下がりやすい子だったということもあって、今の環境がマッチしているように思う。これは学力考査ではない小学校受験においては重要で、合否を分ける要素でもある。

 

以上4つの基準で考え、あとは例えば自宅からの距離などを考慮の上絞る。ただ自宅は引っ越すことも可能で、我が家は合格をいただいたのちに結局学校の近くに転居した。近くないと合格しないということは無いと断言できるものの、小学1年生にとって通学はとても体力のいることなので近いにこしたことはない。

 

そして、別エントリーでも書いたが、なるべく幅広で願書は提出したほうが良いと思う。行くか行かないかは合格をいただいてから決めればよく(学校に対しては失礼極まりないことを言っていることは自覚している)、第二志望でも第三志望でも数年取り組んできた結果として「合格」を得ることは親子にとって重要だと思う。小学校受験に明示されたアセスメント基準はない。だから不合格に対して過度に落ち込むことはないのだが、そう消化するには「合格」が必要。あとから願書を出そうとしてもなかなか選択肢は限られるので、前もって広げることをお勧めしたい。

 

 

 

小学校受験 お受験ノウハウ 準備概略

お受験の準備をいつから、何をはじめればよいか?というのは第一子の方々にとっては本当にわからないことだらけなんだと思う。実際我が家は本当にわからなくて、かといって誰かに聞くわけにもいかず、ブログなどを読み漁っていた。なので、各論は置いておくとして、いつ、何を始めればよいかとざっくりまとめておこうと思う。

 

【いつから準備を始めるか】

これは、「早ければ早いほど後が楽」。あえて言うと、年中の10月が一旦のデッドだと思う。なぜなら、ジャックなどの幼児教室は10月もしくは11月?から「新年長クラス」が始まるからだ。ここから具体的な受験(とくにペーパー)のテクニック装着が始まる。このタイミングで始めておかないと、あとから追いつくのは大変で、特に子供が自分はできないと思ってしまう。まずは年中の10月をめどに、幼児教室に入れることを目安としたい。

志望校が決まっているのであれば、志望校近くの教室にノウハウが多い。年中の10月だと通いたい曜日・時間希望が満枠でとれないこともあるかと思うが、入室自体を断られることは少ないはず。(Jの広尾など待ちが多い一部教室は除く)年中の夏期講習などをとってみて雰囲気をつかんでみるのもよい。

 

【何を始めたらよいか】

10月から幼児教室に入ると、思った以上にもともと通っている子との差に気づく。後々埋まってくるのだが、このタイミングで子供の気持ちが折れてしまうことが最大のリスク。我が家は家庭教師で立ち上がりのフォローアップをしたが、10月幼児教室入室から逆算すると、少なくとも夏休みには「ひとりでとっくん365日」をスタートさせ、夏休み中に一通りやっておきたい。わからないものも多いと思うが、脳みその発育上わからない問題もあるということを念頭に、わからないものは飛ばしてどんどんやっていくのがよい。計数の数え方や印のつけ方などは本ブログにも過去書いたのでそれらを参考に教えてみて、ちんぷんかんぷんなら次へ進むくらいの割り切りが必要。

 

加えて、特に保育園に通わせているご家庭は、昔話を読み聞かせる、もしくはEテレで見せておく。また、お話の記憶という朗読された文章の内容理解の問題が必ず出題されるので、絵本の読み聞かせと内容の問いかけを心がけるとよい。これは年少のころからでもできるはずだ。お手伝いも意識的にやらせる、右左を覚えさせる、靴ひもを結ぶ・傘をしまうなど自分のことは自分でやらせる、季節の花を見せる、季節の行事は必ずやる。こういうことが後々差がつく。

 

 

訓練量でペーパーは差がつくもの。それがいいことだとも思わないが実態はそうなのだ。とくに後半生まれ(もしくは早生まれ)の子の場合、子供のメンタルケアが必要と思う。「できない」「やりたくない」と自己効力感を落としてしまうことほど悪影響はない。